2019年06月28日(金) 12:00
先週から今週にかけてはレーン騎手の巧みさが際立つものとなりましたね。
まずは宝塚記念。あのリスグラシューを番手で競馬。しかも私が凄いと思ったのは、追いきり時に前を壁にしての際、イキタガッテおり、追いきり後にレーン騎手は、「レースは流れてくれた方がいい」とコメントしていたこと。
通常ですとこうなると、スタート後にガッツリと抑えたくなるのが騎手心理。それをレース前にはプランになかった、あの位置で競馬。何でも、ゲートが開いてからの感覚で決断したとか。
しかも前を壁にせずともスムーズなコントロールをしてしまうのだから、その技術と怖がらないハートも素晴らしいの一言。そして常に冷静。
そして水曜日に大井競馬場で行われた帝王賞ですが、こちらも初コンビとは思えない騎乗振り。
今度は反対に後位2番手のポジションからの競馬。しかもオメガパフュームはこれまた逆にハミをかけておかないと、追い出し時にスッと反応できないタイプ。スタート後はリズムを大事にしての慌てない騎乗振りを見せ、向正面ではシッカリとハミをかけての追走、そして勝負所ではスッと反応させての快勝振り。
両極端の2頭をどちらも巧みにコントロールしての勝利に、レーン騎手の巧みさがうかがえました。
さていよいよ本格的に夏競馬ですね。私も今週から毎週日曜日は福島となります。
そして中京も今週も開幕。しかし残念なことに週末は雨予報…。初日から馬場が痛んでしまうかな…少し心配に。
さてそんな中、行われるCBC賞ですが、レースのしやすさから距離短縮がプラスと感じるアウィルアウェイとレッドアンシェル、そして雨で時計のかかる馬場の方がプラスと働くセイウンコウセイに注目。
夏場に調子をあげるアレスバローズも気にはなりますが、雨馬場は苦手と思える1頭。馬場次第な気がします。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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