【きさらぎ賞】1-3人気では[2-3-1-3](過去5年) 人気のディープ素質馬に逆らえない

2020年02月02日(日) 18:00

ディープインパクト産駒は過去5年で[2-4-1-7]で、1〜3人気では[2-3-1-3]。もともと京都芝外1800は得意コースだし、上位人気になるぐらいの素質馬は勝ち負けになるとみておくべきだろう。しかもここ2週の京都芝外回りのレースは、ディープの血を引く馬が必ず馬券に絡んでいる。アメリカズカップ6人気1着、ルージュバック1人気1着、ランスオブプラーナ7人気3着と、マンハッタンカフェを父や母父に持つ馬の激走も目につく。(解説:望田潤)

アルジャンナ

 母コンドコマンドはシアトルスルー5×3・5でスピナウェイS(米G1・ダ7F)勝ち。母母イヤーリーリポートも北米G2を3勝した活躍馬。母父ティズワンダフルはヒップホップスワンやボーサンシーなどの父。ディープとシアトルスルーのイメージどおりの脚長で、ナスキロ柔いストライドは大箱向き。ダノンキングリーを更にストライドに寄せたイメージか。東スポ杯もラインベックは4馬身ちぎっている。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ギベルティ

 ヴァンガードやスプリングシーズンの弟で、ミッドサマーフェアやアイスストームのイトコで、母母ストームソングはBCJフィリーズに勝った北米2歳女王。母父ドバイミレニアムは10戦9勝の名馬でディサイファの母父。母父にミスプロ系のスピードが入って先行するオルフェ産駒で、母方のしなやかさ柔らかも受けて、大箱1800がピッタリのストライドで走る。わりと完成度も高いほうか。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

グランレイ

 ダイワキャグニーやフサイチオーレの近親で、3代母トリプルワウはネクストムーヴH(米G3・ダ9.5F)勝ち。ルーラーシップ×ファルブラヴはヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロスになり、JRAに5頭が出走しテトラドラクマやヒシゲッコウなど4頭が勝ち馬になっている。キングマンボとフェアリーキングが強いマイラー体型で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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