2020年12月09日(水) 18:00
昨年のJBCクラシック、今年の川崎記念に続き、今回は中央のダートGI初制覇を果たしたチュウワウィザード
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、ダートGIのチャンピオンズCを取りあげます。国内ダート無敗の圧倒的人気馬が馬券圏外となった一戦を、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“高配当をワイドで仕留める男”シューヤ氏です。前年の覇者クリソベリルや2年連続優勝中の3歳馬カフェファラオに見向きもせず、敢然と10番人気で3着と激走したインティに本命を打ちました。
前走の南部杯9着は「特殊な馬場で本馬には向かなかった」とあっさりとノーカウント扱いとし、前々走のフェブラリーS14着も「モロさがあるので行けなかったのが大きかった」と一蹴します。
さらにレース傾向的に不利な外枠となったことに関しても、「今回は外目の枠を引けて流れをコントロールしやすそうで、逃げか番手でマイペースで運べれば粘りこめても良さそう」と、実際の競馬を予見したかのような分析で、逆に好材料との判断を下したのでした。
さらに、同じく南部杯で6着と敗れていた3番人気ゴールドドリームも「こちらも前走時計が速すぎた印象で、7歳でも衰えは感じない」と強調。「間隔を詰めるとパフォーマンスが落ちるので、臨戦過程もよく力を発揮できそう」と対抗に推したのです。
インティやゴールドドリームといった実績馬を、今回の条件に合うかどうか見極めて拾い上げた慧眼は見事だった
もうひとりは、“血統予想のスペシャリスト”栗山求氏です。本命はゴールドドリームで、「母がスタミナ型であるため、コーナー4つのダート1800mを得意としており、過去このレースでは3回走って[1-1-0-1]という成績」と、血統的な背景と戦績を照らし合わせた説得力のある理論を展開します。
さらに、「今回、圧倒的人気に推されるクリソベリルには、昨年のこのレースでクビ差先着を許したものの、こちらが2キロ重い斤量」「今年2月、サウジアラビアへ遠征して臨んだサウジCでは同斤量で2馬身先着している」と、斤量的なアドバンテージも指摘。好走条件が揃った今回はクリソベリル逆転が期待できると宣言したのです。
血統的背景と斤量から逆転の可能性を読んだ馬券が大きな配当をもたらした
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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