【中山記念】「父中距離×母マイラー」の先行力と機動力 4年連続でノーザンテーストの血が連対中

2020年02月23日(日) 18:00

コーナー4つの内回り1800戦だから、ウインブライト(ステイゴールド×アドマイヤコジーン)、ネオリアリズム(ネオユニヴァース×メドウレイク)、ヌーヴォレコルト(ハーツクライ×スピニングワールド)と、「中距離×マイラー」の先行力や機動力が活きる舞台といえる。昨年はステイゴールド系のワンツーだったが、ウインブライト、ラッキーライラック、サクラアンプルール、ドゥラメンテと、4年連続でノーザンテーストの血を引く馬が連対中。(解説:望田潤)

インディチャンプ

 アウィルアウェイの3/4兄で、母母トキオリアリティーはリアルインパクトやネオリアリズムなどを産んだアウトサイダー血脈の名繁殖。ステゴ×キンカメはステイフーリッシュと同じ。母方の影響も強いマイラー体型で、鋭敏な加速は現役屈指、そのぶん折り合いが難しい血統でもある。ベストはマイルで、1800の毎日王冠やスローのマイラーズCでは前半行きたがってしまったのが気がかり。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース○

ウインブライト

 ウインファビラスの全弟で、3代母ミスゲランの子孫にチリエージェなどが出る。父ステイゴールドと母父アドマイヤコジーンは相性抜群で、この両者を通じるロイヤルサッシュ≒ミセスマカディーのニアリークロスはスノードラゴンやトゥラヴェスーラ=トオヤリトセイトなども出て大成功した。・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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