クリソライトが7馬身差の圧勝、昨年JDD以来のV/日本テレビ盃・船橋

2014年09月24日(水) 18:00

(撮影:高橋正和)


クリソライトが復調していなければ、近年まれに見る低調な日本テレビ盃になるところだった

 予想で「中央の4頭に、元中央オープンのトーセンアレスを加えた5頭の争いだろう」と書いたが、4コーナーポケットからスタートして、1周目のゴール板に至る手前でその5頭が前の集団を形成。それ以外の馬たちとは差が開いてしまい、前の5頭とうしろの5頭はまるで別々のレースをしているかのようだった。結果もそのとおり、5頭が上位を占め、5着馬と6着馬は2秒5もの大差がついた。近年の地方のダートグレードではめずらしいことではないが、地方贔屓な見方でいえば、2着争いにはからんだトーセンアレスがいてくれてホッとしたというのが正直なところ。

 レースとしては、おそらく内枠に入ったためだろう、グラッツィアがスタート後に気合を入れてハナに立ち、クリソライトが楽に2番手につけた。ほとんど差なく3頭が続き、有力5頭が一団でレースを進めた。船橋の1800mは、スタートしての直線が1コーナーまで500mほどあるため、先行争いが激しくなると最初の3Fで34秒台前半が出ることもめずらしくないが、今回はすんなり隊列が決まったため35秒2と平均的なもの。

 3コーナーからクリソライトが前をとらえに・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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