2015年04月01日(水) 18:00
◆一定の法則のようなものがある「初年度種牡馬の評判」
この時期はまだ2歳馬の“現物”が間近にほとんどいないため、調教師らから管理予定馬の近況を教えてもらっているのだが、今年の新種牡馬でよく名前が挙がるのがヴィクトワールピサ。2011年に日本馬として初めてドバイワールドC(AW2000メートル)を制する快挙を達成。東日本大震災で傷を負った日本を勇気づけたのは記憶に新しい。そんなヴィクトワールピサの初年度産駒が「もう出てくるのか…」と感じるのは恐らく記者の年のせいだろうが、長く生きていると「初年度種牡馬の評判」に一定の法則のようなものがあるのを感じる。
記者にとって印象深いのは12年の新種牡馬メイショウサムソン。現役時代はスタミナ色が強く、種牡馬としてはどうかと見られていたが、「馬格がある馬が多いし、案外いいかもしれない」と複数のトレーナーから好意的な評価が挙がっていた。このメイショウサムソンとヴィクトワールピサに共通するのが、現役時代に500キロを大きく上回っていた巨漢馬だった点。ヴィクトワールピサの子で聞かれる特徴もまた「馬格がある」とか「見栄えがいい」というフレーズ。先週、当コラムで取り上げた・・・
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