ダートでさらなる強さを見せたリエノテソーロ/エーデルワイス賞

2016年10月14日(金) 18:00

撮影:田中哲実


芝よりむしろダートのほうがと思わせるレースぶり

 今年の出走馬では、地方勢は勝ったり負けたりのメンバーで、抜けた存在がいないという混戦模様。一方、中央勢4頭の中では明らかに能力が高く、まだ底を見せていないリエノテソーロが断然人気の支持を受け、その期待にこたえての勝利となった。

 期待ということでは、リエノテソーロを1番人気に押し上げたファン以上に、この馬に直接かかわる関係者のほうがその想いは強かったかもしれない。昨年のこのレースでは、オーナー、調教師、騎手とも同じチェストケリリーで臨み、1番人気の支持を受けたものの5着に敗れるという苦い経験があった。今回のリエノテソーロでは、新馬勝ちから連闘で臨んだすずらん賞を制した直後からこのエーデルワイス賞に狙いを定めて調整してきたという。しかし実戦では今回が初ダート。それゆえ門別競馬場には早めに入厩し、最終追い切りを門別で行ったということでも意気込みがうかがえた。

 最内枠からアップトゥユーがハナに立ち・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

関連情報

新着コラム

コラムを探す