2017年02月02日(木) 18:00
撮影:高橋 正和
なんとも難しい川崎記念だった。中央6頭はGI(GにはJpnも含む、以下同)2勝のサウンドトゥルーを筆頭に、一番下は前走が準オープン勝ちという2頭まで。その格どおりの順で人気となったが、5、6番人気、いわば格下の2頭が馬券にからむ結果となった。
勝ったのは5番人気のオールブラッシュ。見事な逃げ切り勝ちだったが、勝因はいくつか考えられる。
まずはルメール騎手のペース配分だ。まるで川崎の2100mのコースを知り尽くしているかのように見事だった。ルメール騎手は、2007年のヴァーミリアン、2009年のカネヒキリと川崎記念を過去に2勝しているのを含め、今回で6度目の騎乗。そのほか昨年のJBCクラシック(ノンコノユメ・4着)、さらに前日の佐々木竹見Cジョッキーズグランプリでも2100m戦に騎乗するなど、コースを手の内に入れていたと言ってもいいだろう。まずはレースのラップタイムを示しておく。
7.3 - 11.1 - 12.4 - 13.6 - 12.8 - 13.1 - 14.1 - 12.0 - 12.9 - 13.1 - 12.2
枠順からしてケイティブレイブが逃げるかと思われたが、オールブラッシュがそのひとつ外の枠からハナを取りきった。川崎2100mでは・・・
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斎藤修
1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。
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