2016年06月03日(金) 18:00
4歳時の秋の天皇賞では8着に終わったが(差は0秒3だけ)、小倉記念、中日新聞杯の2重賞勝ちを含め、他の距離のように大きく負けたことは一度もない。小倉記念勝ちは57キロ、中日新聞杯が58キロだったから、この組み合わせのGIIIで別定56キロは非常に有利な負坦重量でもある。
追い切りは3頭併せ。安田記念に出走するサトノアラジンの外に併せる形になり、内にもぐりこんできた同馬に少し見劣ったが、ゴールまでビシビシ追って抜け出したサトノアラジンに食い下がり、最後は差を詰めていた。長め7ハロンから行って「5F66秒台-最後12秒0」でまとめたのは最近では自己最高に近い破格の好タイムであり、デキは文句なしにいい。絶好調に近いかもしれない。
先行抜け出しが勝利パターンのサトノノブレスにとり、すんなり2-3番手につけられそうな展開も、どうみても速くはなりそうもない流れも理想的と思える。
3代母オールドスタッフ(父アイリッシュリバー)は、名牝ベガ(父トニービン。アドマイヤベガ、同ボス、同ドンの母)、マックロウ(父トニービン)などの半姉にあたり、もともとが典型的な中距離タイプを送るファミリーの出身でもある。母クライウィズジョイがトニービン産駒なので、アドマイヤベガ、アドマイヤボスとは核になる種牡馬の配合形は同じである。
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
柏木集保「土曜メインレース展望」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
枠順確定
鳴尾記念
予想オッズ
鳴尾記念の人気をチェック!
特集
鳴尾記念を完全攻略!
ニュース
【鳴尾記念】ステファノス好仕上がり
【鳴尾記念】ノブレス距離短縮を歓迎
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。