2021年01月11日(月) 18:00
今年は中京芝2200で行われる日経新春杯。このコースの種牡馬成績(過去5年)をみると、最多勝はディープインパクトの14勝だが、連対率や単複回収値ではハーツクライ、ディープブリランテ、ルーラーシップ、ロードカナロア、ハービンジャーなどが優秀。ヌレイエフやトニービンなどのナスペリオン的持続ストライドで走るタイプに向いたコースと言えそうだ。ジャスタウェイ産駒のヴェロックスにとっては長欠明けを叩いて、ここは正念場だろう。(解説:望田潤)
アドマイヤビルゴ
サトノソロモンの全弟で、母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニー馬。3代母エコーズはコリーダ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬でイッテツの母母。母父イルーシヴシティはモルニ賞(仏G1・芝1200m)勝ち馬。母系にゴーンウエストとダンジグが入るのはケイアイノーテックやリアアメリアと同じでストライドで走る配合だが、母父がダンジグの血を引くスプリンターなので後駆は強靭で小回りもきく。戦績どおり弱点の少ない中距離馬だ。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ヴェロックス
母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち。母父モンズンのドイツ血脈を1/4異系とし残りの3/4でノーザンダンサーをクロスする好形だ。持続力あるストライドで走る・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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