東京新聞杯の要所

2014年02月07日(金) 18:00


◆マイルに専念する馬に注目

 僕が住む神戸は山々が美しく耳をすませば汽笛が聞こえます。山海に囲まれた素敵な街です。
 出演させていただいているラジオ番組のディレクターさんは金沢のご出身。
 昨年の春に神戸へいらっしゃったばかりですが年末年始に里帰りすると寒くて眠れなかったとか。慣れや適応というというのは様々な形で現れるものですね。

 クラシック戦線の終了や年齢を重ねることで自身のカテゴリーが決まりやすいのが競走馬の世界。
 東京新聞杯の有力馬もその例に当てはまる面々がいる。
 拠点をマイル戦に絞ったことで能力をフルに発揮するケースは多々あり、今年はその点に着目してみたい。

 中心はエキストラエンド。
 前々走の毎日王冠ではポジションを守る格好でフィニッシュ。
 スローペースとはいえ東京競馬場の高速馬場できっちり流れに乗るあたりに潜在的なスピードが豊かであることを伝えてきた。
 前走の京都金杯では初めてのマイル戦にあっさりと対応。折り合って内々から鮮やかに抜け出した。
 東京コースは懐が深い。
 中距離よりのマイラーというイメージを抱かせるシルエットが程良く映える。
 ディープインパクトの産駒らしく長い直線の舞台が合っておりふたつめのマイル重賞をゲットする好機だろう。

 ライバルとして・・・

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藤村和彦

1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

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