2022年11月22日(火) 18:00
マイルCSを最速上がりで突き抜けたセリフォス(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、「ラップギア理論」の岡村信将氏です。穴馬が勝利したマイルCSと東スポ杯2歳Sの両重賞を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
まずは、秋のマイル王決定戦であるマイルCSです。岡村氏の本命は、6番人気優勝のセリフォスでした。今年も阪神競馬場で施行されるということで、「1600mの距離を上がり33秒台で勝った馬」を重視すべきだと主張します。
さらにもう少し突き詰めて考え、各馬の「1着時の上がり3ハロンタイムの中央値」を調べ上げた結果、それが33秒3ともっとも速かったセリフォスを強く推したのです。また、現3歳世代は「積極的に買うに値する」という指摘や、セリフォスとダノンスコーピオンの斤量差問題についてなど、示唆に富む見解も一見の価値があるものでした。
そして馬券は、セリフォスの単勝に全額を投資。9万円超の払戻金を獲得したのです。
つづいては、出世レースである東スポ杯2歳Sです。このレースについて岡村氏は、「究極レベルの瞬発戦」と看破します。
そんな観点からすると、圧倒的1番人気ながら3着に終わったハーツコンチェルトは、前走は8馬身差勝ちながらじつは「ラップ的には中の上程度」の評価だったのです。一方、本命に推したのが5番人気勝利のガストリック。前走の新馬戦で、「ラスト1ハロン11秒4のレースを最後方大外からのブッコ抜いた」瞬発力を見逃しませんでした。
馬券はガストリックの単勝12.4倍を8,900円購入。これが11万円超の払い戻しとなり、マイルCSと合わせると20万円超のリターンに成功したのです。
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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