【阪神JF】高い能力を秘めた馬は1頭だけではなかった

2020年12月14日(月) 18:00

白毛一族はダートにとどまらないファミリーとなった

 前走のアルテミスSに続き、バンデージや手綱、覆面、頭絡に至るまで装い純白のソダシ(父クロフネ)が、4戦4勝のままGI阪神ジュベナイルFを制し、2歳牝馬チャンピオンの座を確定的にした。日本では1979年に初めて出現した「白毛馬」として初のビッグタイトル制覇だった。4戦無敗でこのGIを制したのは1991年のニシノフラワー(桜花賞などGI3勝)、2002年のピースオブワールドに続き史上3頭目になる。

重賞レース回顧

今年の上位陣はすでに桜花賞レベルに達していると考える

 さすがに今回は完勝とはならなかった。外から伸びたメイケイエール(父ミッキーアイル)、さらにその外から突っ込んだユーバーレーベン(父ゴールドシップ)、さらには終始直後でマークして内から猛然と伸びたC.ルメール騎手のサトノレイナス(父ディープインパクト)にまとめて交わされてしまうのか…と映った瞬間もあったが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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